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リノベーション・オブ・ザ・イヤー3度目のグランプリ タムタムデザイン+ASTERが手掛けた熊本の「シン観光地リノベ」
リノベーション協議会が行った事例コンテスト「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」で総合グランプリを獲得したのが「災害を災凱へ」。これはタムタムデザイン(福岡県北九州市)と「ASTER」の屋号で活動する中川正人商店(熊本県熊本市)など、計5社が携わった大型プロジェクト。豪雨や熊本地震など災害に見舞われた地元の複合施設をリノベーションした。(写真提供:タムタムデザイン)
Before:リノベーション前は、古民家のような外観だった
After:外観はもともと白だったものを黒く塗っており、デザインがシックになった
壁取り払い、球磨川見えるように
物件は、熊本県人吉市に昨年夏「HASSENBA HITOYOSHI/KUMAGAWA」としてオープンした2階建ての観光拠点施設。店内にはカフェや土産屋だけでなく、BARやミーティングルームも兼ね備えた、地元の一大施設だ。
この建物は2016年に熊本地震、2020年からのコロナ禍による観光客の激減、夏の水害と壊滅的状況だった。
リノベーションの特徴は、球磨川を望む景色を生かしつつ災害対策を施したこと。2020年夏、九州一帯を襲った豪雨で球磨川が氾濫し、床上1.5メートルの浸水を被った経験を生かした。
まず2階のテラスは、既存の大屋根を取り払い約30人が一時的に避難できる場に。縦9×横5メートルあり、救助ヘリのピックアップ場にもなる。
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