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- > 協和コーポが買取再販開始狙いは駅近のファミリー向け物件
戸建て住宅や分譲住宅の新築を手掛ける協和コーポレーション(愛知県春日井市)は、買取再販事業を始めた。今年に入ってからマンション5件を自社で買い取り、リフォームを施して2件を売却した。また、1件をモデルルームとして公開している。
直接仕入れも
同社の買取再販物件の特徴は、立地が良く、かつファミリー向けである点だ。扱う物件は現状はマンションのみ。JR線沿線、駅の近くにある、広めの物件を扱う。理由はその希少性の高さにある。「弊社の知名度があるのは子育て世帯です。駅の近く、となると単身向けの狭いところが主流。新築になると、駅近くでは高額で手を出せない方が多い」と、事業の立ち上げにあたり、担当者に就任した浅野敬浩氏は話す。
レインズや不動産会社経由の情報だけでなく、福祉関係の会社とのつながりにより、ユーザーから物件を直接仕入れることができる点が強みだ。例えば、築18年のあるマンション物件は駅から徒歩1分、広さも4LDKと良好な条件を持っていたが、居住者は高齢で施設に入ることに。ほとんど空き家の状態だという情報を、同社社長が経営者同士の会合のなかで聞き、直接、所有者から買い取った。
「弊社は福祉施設の建設を行っているので、こうした情報を得ることができます。金額や立地を社内で査定し、良ければ買い取るようにしています」(浅野氏)
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