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トヨタ不動産など5事業者・団体が廃校を改修し、起業家やベンチャー企業向けの貸しオフィスとして活用しているのが愛知県名古屋市の「なごのキャンパス」だ。同施設でコワーキングスペースやコミュニティの運営を担当する、LEO(愛知県名古屋市)の古川千尋氏に話を聞いた。
小学校の設備を活用
職員室を改修した、1階のコワーキングスペース。イベント会場として使われることもある
同施設の開業は2019年。約100年の歴史がありつつ、2017年に閉校となった旧・那古野(なごの)小学校を改修し、起業家やベンチャー企業向けの貸しオフィスや、イベント会場として活用している。建物は3階建て。耐震工事をしたうえで開業し、雨漏りなどは都度対応している。トヨタ不動産や名古屋商工会議所といった市内5団体からなる委員会が運営する。
施設内には、1部屋を借りるプライベートオフィスが28室、テーブル単位で契約するシェアオフィスが2カ所・計48席に、コワーキングスペース1カ所、貸し会議室5室と、カフェや体育館、運動場などがある。プライベートオフィスは学校の教室を活用したもの。そのまま貸し出す部屋と、1つの教室を2分割した部屋がある。「小学校にあった40人入れる教室は、社会人が使う部屋には広め。そこで壁を作って、広さを半分にした部屋も用意しました」(古川千尋氏)
コワーキングスペースはかつての職員室を、カフェは給食室を改修。貸し会議室の中には、音楽室をリノベーションしたものもある。

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