リフォーム産業フェア+工務店フェア 東京ビッグサイト西2ホール6/18・19
本紙主催「リフォーム産業フェア+工務店フェア2013」の開催も6月18日(火)・19日(水)と、いよいよ来週に迫った。今回は、盛り上がりを見せている住宅ストック市場に活路を見いだそうとする住宅会社向けに、商品・サービスを提供しているメーカーが、多数出展している。
耐震・ツールゾーン
高所や床下等の狭所の点検作業もスムーズに
「ストック重視」へと国の政策も転換が図られている中、住宅の性能を維持・向上させるためにも重要視されているのが定期点検だ。これは住宅ストックの質を向上させ、市場を活用化させる重要なカギとなる。
定期点検では、あらゆる住宅の部位調査が必要になるが、屋根の上や床下等の狭所の点検は、時間もコストもかかる。そこで活躍するのが高所・床下点検システムだ。
大和ハウス工業(大阪府大阪市)では、住宅床下点検ロボット「moogle(モーグル)」を出品する。遠隔操作により狭い住宅の床下での点検・診断作業の負担を軽減すると同時に、施主が普段見ることのない状況を、パソコン画面で確認できる。このようなシステムは、定期点検や建物診断時の利用だけでなく、リフォーム前の現場調査や簡易耐震診断でも利用できる。
集客・営業支援ゾーン
施主の食いつきが違う!進化するプレゼン演出
おススメは、「iPadツール」。日中は営業活動や現場管理、OB訪問。帰社してからは見積もりやプラン作成など、過密スケジュールをこなしている営業マンにこそ活用してもらいたい。
システムサポート(石川県金沢市)のiPad専用見積作成アプリ「パッと見積」は、見積もりをその場で素早く作成できるアプリだ。データベースに登録されている商品を「指で」選ぶだけの簡単操作だ。
また、オーセブン(埼玉県さいたま市)は、間取りと内観が指で描ける「Finger Plan」を紹介。指で間取りを描きながら、設備・建材、家具類の指定や配置ができる。それらの平面図をワンクリックすると、クラウド上で3Dパースが、2分前後で完成する。営業マンの負担も飛躍的に軽減でき、しかもスピーディにインパクトのあるプレゼンが実現する。
エコ・水まわりゾーン
エコ建材から健康商材まで豊富なラインアップ
エコ・水まわりゾーンでは、高効率の太陽光発電や蓄電池など省エネ機器から、遮熱塗料や、エコガラス、断熱材などの建材が展示される。オキツモ(三重県名張市)が出品するガラス用クリアコーディング材はガラス窓の開放感をそのままに、冷暖房効率がアップ。これから、夏に向けては、窓際の直射日光による暑さだけでなく、紫外線をカットすることで、室内での肌の日焼けや内装の変退色も防ぐ。パリヒデュランマテリアル(埼玉県川口市)も窓断熱コートを出品。同商品は実験により、2から12度の温度低下が既に実証されている。
太陽光発電システムを出品するGWソーラー(東京都品川区)のスモールサイズモジュールは、9割以上の屋根に搭載可能なリフォーム向け商品だ。変換効率もセル変換効率が22%、モジュール変換効率が18.3%と世界トップレベルの発電能力だ。
デザイン・バリアフリーゾーン
中古住宅の持ち味を生かすデザイン内装材も充実
デザイン内装材では、あえて古びたテイストを演出できるエイジング建材に注目。エイジングとは、新品の建材をまるで古びた建材のように見せる特殊技術だ。木質建材や建具を古く見せるだけでなく、木材を鉄のように見せたり、モルタルをブリック仕上げにするなど、既に商業建築などでは、幅広く応用されている。
住宅でも若い世代のレトロ志向にマッチしたことで人気となっている。カントリーベース(石川県金沢市)では、姉妹会社のビルダー、ヤマダタッケンで培ったノウハウを生かし、カントリー・アメリカンテイストの住宅を演出するデザイン建材を輸入している。そこで人気なのが、エイジング加工された床材や建具。中古住宅の持ち味を生かしたリフォームでも活躍しそうだ。

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