
ホームセンターを全国で展開するDCMホールディングス(東京都品川区、以降DCM社)は11月4日、一都三県でリフォーム事業を展開するホームテック(東京都多摩市)の株式を100%取得し、連結子会社化することを決定、同社株主との株式譲渡契約を締結したと発表した。譲渡実行予定日は12月1日。取得価格は守秘義務契約により非開示とされている。今回の株式取得により、ホームテック社はDCM社の連結子会社となる。
この株式取得の目的として、DCM社は「ホームセンターから『生活快適化総合企業』への変革」に取り組んでおり、中期経営計画において、リフォーム事業を同グループの重要な中核事業のひとつに位置づけている。
DCM社は、全国にホームセンターを展開し、園芸、DIY、家電・住宅設備用品等を扱う中、大型店を中心にリフォーム売場の展開にも注力してきた。今回のホームテックの連結子会社化により、首都圏におけるリフォーム事業のドミナント強化および両社の施工領域の補完が見込まれている。
一方のホームテックは、1991年の設立以来、東京都多摩市を拠点に東京都・神奈川県・埼玉県を中心としたリフォーム・不動産事業を展開している。前期の売上高は76億200万円で、リフォーム売上高は72億8000万円、会社の営業利益は2億7400万円。水回りリフォームから大型案件まで手掛け、近年では外装リフォーム専門店のオープンや、大型リフォームブランド「Bliss(ブリス)」を立ち上げていた。高橋久明社長は昨年末の取材時に、「1000万円以上の大型リフォーム案件に今年も注力します」と、大型リフォーム受注獲得への意欲を示していた。
ホームテックの直近3年間業績(2023年3月期~2025年3月期)は、売上高が62億4300万円(うちリフォーム売上高61億9000万円)、65億2200万円(うちリフォーム売上高64億1000万円)、76億200万円(リフォーム売上高は72億8000万円)、営業利益が2億1900万円1億9700万円、2億7400万円。
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