浄水器メーカーの三菱レイヨン・クリンスイ(東京都中央区)は家庭用浄水器の発売30周年を迎え、「クリンスイ2014発表会」を東京国際フォーラムにて開催。新製品の発表、「水」市場の歴史と今後を展望する展示もあり、多くの人で賑わった。
キッチンのスタイルに合わせたデザイン性重視のアンダーシンクタイプの展示
10分の1~20分の1の低コスト、エコな浄水器
「水」市場は、震災を境に一段と注目され、需要が拡大。
同社の島田勝彦社長は、「ミネラルウォーターやウォーターサーバーに比べると、浄水器は、10分の1~20分の1ほどの低コストです。カートリッジ1つで、2リットルのペットボトル450本分をろ過できます。ゴミの量も格段に少なく、エコでもあります」と、浄水器の強みをアピール。「経済性からも、ぜひ浄水器を見直してほしい」と説明した。
最新型は「本体を清潔に」「片手で使える」
4月に新発売される蛇口直結型浄水器には、本体を清潔に保つための「汚れ防止コート」を搭載。
1月に発売した片手で給水できるポット型浄水器は、料理をしながら使いやすいよう工夫した。いずれも、主婦層をターゲットに訴求していく。
なお、クリンスイは、浄水器市場において、蛇口直結型では30%、アンダーシンク型80%、スパウトインタイプで30%のシェアを占める。売り上げは、2009年と比べた場合、2013年は30%アップした。2015年には、70%アップを目指すという。
新製品の使いやすさを追求したポット型浄水器「クリンスイCP025」
もっと水道水を使おう
島田勝彦代表取締役社長
「水」で世界中の人にwaku-wakuを。環境問題や快適性にこだわった提案をしていくことで、安全安心の水を世界に提供したいと考えています。これからも身近な水にこだわっていきます。
日本の水が安定しているのは、水道水が多額の経費を使って浄水されているためです。今この水道水をもっと使おうという動きがあります。ぜひ浄水器の良さを知っていただき、水道水をもっと使ってほしいと思います。

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