タカショー 高岡伸夫 社長
ガーデン&エクステリアフェア2017開催
ガーデン、エクステリア商材メーカーのタカショー(和歌山県海南市)は、7月28と29の両日、東京で4500人が来場予定の大規模な展示会を開く。最大の見どころは、単なるエクステリア展示ではなく、家と庭を同時設計したパッケージを提案するところ。高岡伸夫社長に概要を聞いた。
家と庭を同時に考える
――いよいよ「タカショーガーデン&エクステリアフェア2017」が開催されますね。
今回の展示会テーマは「家と庭を同時に考えよう」。つまり、家は家、庭は庭で別々に考えるのではなく、家と庭を一体で捉えようという発想です。これを具現化した提案が、フェアで披露する「家と庭との同時設計パッケージ化」です。
――具体的に、どんな提案になりますか。
100年住めるような質の高い構造躯体と同時に、リビングとつながった一体感のある庭デザインを提案します。具体的に言えば、庭ハウス、目隠しフェンス、門扉、ガーデンファニチャーなどを組み合わせ、一つのスタイルとしてパッケージ化したもの。これを会場に展示します。
それだけではありません。セキュリティカメラをつなげられるIoTシステム「GEMS」も展示。これを外回りに取り入れれば、外出先からスマートフォンで来客や不審者をチェックできます。また、庭の乾燥度をチェックして自動的に庭メンテナンスを手配した
り、庭照明を心地良い明るさに自動調整したりと、快適なガーデンライフを提供できます。
住まいに変革を
――そもそも、なぜ家と庭をパッケージにする必要が。
日本の住まいは、家と庭とが分断されています。その代表例が「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」。今のZEHの大半は、窓を小さくして省エネを成し遂げようとしています。
私は思います。本当に省エネで健康的な住まいとは、小さな窓で家と戸外とが分断された住まいではないと。風を通し、庭とつながり、外から自然と人が集まってくる縁側のような住空間が、人々を癒し、健やかにしていきます。こうした住まいのあり方は、海外ではすでに世界標準になっているのに、日本の住まいはそれに逆行しています。だから私たちは、庭と家とを一体として捉え、しかも比較的容易に取り入れられるパッケージとしてご提案したいのです。
――最近、中古住宅を演出する「ホームステージング」という言葉が注目されていますが、御社では庭を演出する「ガーデンステージング」という発想を取り入れているそうですね。
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