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工芸技術を商品開発に展開中川政七商店が参入

工芸技術を商品開発に展開 中川政七商店が参入

Tactile Material
堀田将矢社長
1657号(2025/07/21発行)11面
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新建材

堀田カーペット(大阪府和泉市)は、生活雑貨の企画製造や小売業を行う中川政七商店(奈良県奈良市)とともに、「工芸建材」をテーマに事業展開する合弁会社「Tactile Material(タクタイル マテリアル)」(大阪府和泉市)を3月1日に設立した。同月9日には、それら工芸建材を体感できる一棟貸し宿「TACTILE HOUSE OSAKA」を開業し、「触覚で選ぶ体験」の発信地を目指している。事業立ち上げの経緯や今後の展開について、堀田カーペットの代表でもある堀田将矢社長に話を聞いた。

触覚で選ぶ新たな建材

「工芸建材」を提唱

Tactile Material 堀田将矢社長堀田将矢社長

──今回、会社設立と施設を作られたきっかけについて教えてください。

中川政七商店さんとは、前会長の中川淳さんに堀田カーペットのコンサルティングに入っていただいて以来、仲良くさせてもらってきました。そこでよく、「工芸の技術が生きるニーズは、雑貨だけでなく建材領域にもあるよね」という話をしていたんですね。

中川政七商店は「日本工芸を元気にする!」という明確なビジョンがありますが、小売店舗で建材を販売することは難しい。対して僕たちは、カーペットの開発販売会社として建材の流通ノウハウがあるので、中川の発信力や工芸の作り手とのつながりというお互いの強みを合わせて会社を設立しようということになりました。そして、今年3月に会社の登記と「TACTILE HOUSE OSAKA」をグランドオープンしたということです。

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