global construction union、今期400社・来期1000社加盟目指す
一般社団法人 global construction union 中村英俊代表 理事
建設業に携わる企業を非営利で支援する団体、一般社団法人 global construction union(略称GCU)が、このたび設立された。会費のみで運営し、仕事の入札や共同購入による資材の仕入れなど、皆で共有し助け合うことで会員企業の発展につなげる。加入のメリットや設立の思いなどを中村英俊代表理事(中村建設社長)に話を聞いた。
公平にチャンスを提供し共同購入でコスト削減
――GCUに加入するメリットは具体的にはどのようなことでしょうか。
まず、会員はGCUのサポーター企業等を介して紹介される仕事の入札が無料でできます。GCUは非営利の法人で会費による運営のため、手数料はとらず、利害関係などの縛りなく仲介役になることができるのですが、公平にチャンスを提供することで、会員側も企業努力をし、結果的に良い仕事をしてもらえればと思っています。また、会員の中でも自社で対応できないような案件があれば、会員同士で仕事を紹介し合い、互いの強みを補完することもできます。販路拡大にもつながります。
また資材などはメーカーから直接、一括で共同購入し仕入れるので安くなります。会員から要望があればGCUのほうでつながりがある業者へ主に電話で交渉し、新たに仕入れるといったことも行います。企業単体で購入またはリースする場合も会員割引などの特典を使えます。一般会員で入会金4万円、月会費2万円(受注金額500万円以上希望は月3万円)を支払えばよいことを考えると、大きなコスト削減につながると思います。ただし浮いたお金は無駄に使うのではなく、従業員の待遇を充実させるなど会社に還元してほしいですね。
――相談体制も充実しているのでしょうか。

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