コスモス・ベリーズ 三浦一光 会長
1万円の月会費を払って加盟店になれば、家電を量販店並みの価格でリフォーム店に卸すサービスを展開するコスモス・ベリーズ(愛知県名古屋市)。ヤマダ電機グループの強みを生かしたサービスで、現在、総加盟店数は1万店を超え、2020年には2万店舗の加盟を目指している。三浦一光会長に、これからの家電流通について聞いた。
「今後は自分らしい暮らし」カギ
――2020年のオリンピック需要で伸びそうな家電は、やはりテレビでしょうか。
テレビの出荷台数は、2014年が549万台、15年が512万台、16年が475万台と、ここ3年間落ち続けています。テレビの平均的な買い替え時期は8年ごとと言われていますが、いろんな部屋にテレビを置いていても、視聴頻度の高いリビングなどのテレビしか、そもそも必要性があまりない。それに最近は、スマホやタブレットで映像を見る人が増えているので、テレビを買わない、見ないという人も増えましたよね。ですから、オリンピック需要で多少の伸びは見込めても、それほど劇的に出荷台数が伸びるとは思えません。
――代わりに伸びそうな家電は。
冷蔵庫と洗濯機は、今年調子が良かった家電です。伸びた理由は、これまでの商品よりもテクノロジーの進化が著しかったから。この2つは平均単価も高かったので、満足度の高い製品なら、買い替え時期がまだ先でも購入するユーザーが多いということです。
――満足度の高い製品を作ることが家電流通を促すカギですか。

最新記事
この記事を読んでいる方は、こんな記事を読んでいます。
- 1659号(2025/08/04発行)21面
- 1658号(2025/07/28発行)21面
- 1657号(2025/07/21発行)11面
- 1656号(2025/07/14発行)11面
- 1655号(2025/07/07発行)19面