・雨漏り調査から修理を行う雨漏り119が、加盟店119社突破
・技術に加えて、職人の気持ちまで紐解いたマニュアルを確立し成功
・社団法人化の準備を進め、今後は加盟200社を目指す
雨漏り119 品川真一 代表
雨漏り解決率は100%
オリジナルのマニュアルを武器に、雨漏り調査・診断、修理を行う専門業者ネットワーク「雨漏り119」。今年1月に行われた全国大会では、加盟店数がちょうど全国119社になったと発表した。同団体のミッションは「日本から雨漏りを無くすこと。雨漏りがなくなれば解散」。品川真一代表に、これまでの歩みと今後の展望を聞いた。
10年目の躍進
――加盟が119社になりました。
「雨漏り119」を立ち上げたのが2003年頃。しかしそこから約10年間、加盟店は15社で頭打ちの状態でした。そこでマネジメントについて独学で勉強し、理念を明確にしてマニュアルを作ろうと組織の再構築をかけたのが2013年。そこから初年度にいきなり40社ほど加盟し、およそ5年間で加盟店が119社にまで増えました。
――今回、理念を変更したそうですね。
雨漏り診断ができる人は、雨漏りの原因を工務店や設計事務所のせいにしがちです。でも、顧客満足度を求めて仕事をしているのはみんな同じはず。ですから、我々はあくまでも第三者的なスタンスで雨漏りを救うことを目指し、理念を「雨もりに困っている人を第三者的立場で救う」としました。とはいえ、救うだけでその先がなかったので、今年の1月に「雨もりに困っている人を第三者的立場で救うことで個の成長を高め合い、団体の成長に貢献し、社会問題の解決を図る」に理念を改訂。加盟店には選ばれる会社になってもらい、成長してもらいたい。そうすれば必然的に団体の総合力が上がります。
マニュアル化がカギ
――これまで、100%漏りを解決してきています。ポイントはマニュアルでしょうか。

最新記事
この記事を読んでいる方は、こんな記事を読んでいます。
- 1656号(2025/07/14発行)11面
- 1655号(2025/07/07発行)19面
- 1655号(2025/07/07発行)16面
- 1655号(2025/07/07発行)17面
- 1653号(2025/06/16発行)12面