・シリコンバレーで建売住宅事業を立ち上げたHOMMAの本間毅CEOに話を聞いた
・プロトタイプ住宅の建設を行うプロジェクトが開始し、第一号物件が来年3月に完成予定
・モダンデザインを取り入れ、サンワカンパニーなど日本のメーカーの商品も採用されている
HOMMA 本間毅 CEO
シリコンバレーで建売住宅事業を立ち上げたHOMMA(米カリフォルニア州)は、プロトタイプ住宅の建設を行うプロジェクト「HOMMA ONE(ホンマワン)」を開始した。同プロジェクトの第一号物件が来年3月、北カリフォルニア・ベニシアに完成予定だ。どのような住宅になるのか。本間毅CEOに話を聞いた。
日本のキッチンや洗面台を導入
――そもそもなぜアメリカで住宅ビジネスを始めたのですか。
アメリカに在住して10年になりますが、生活者目線で見たときにアメリカの住宅は品質に問題があったり、日本で私たちが住宅に求めるものを満たしていないと感じます。
アメリカの住宅のクオリティーが低く、日本は住宅設備や住宅そのものが工業化、効率化されている。この2つを結びつけることができれば、少子高齢化で日本のマーケットが劣化していく部分を補いつつ、アメリカの生活の向上もできる。お互いの国の役に立つことができると思いました。
――アメリカの住宅にはどのような問題がありますか。
いろいろなものが効率的でないです。広いのですが、意味もなく広い。例えば、マスターバスルームもだだっ広いだけで収納も作られていないです。
人の生活スタイルの進化に家が追いついていないですね。60年前につくられた家に今の人が合わせて暮らしているような状態です。
―― イノベーションが起きなかったのはなぜでしょう。

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