令和時代 TOP INTERVIEW
前号からスタートした新企画「令和時代インタビュー」。業界のトップランナーに、この先5~10年の間で実現したいことを聞いた。3つのキーワードを挙げてもらい、なぜそのキーワードなのか語った。リフォームビジネスの未来はどう変わっていくのか。(企画は5月27日号まで毎週続きます)。
クラスコ 小村典弘 社長
◆キーワード◆
・暮らしを楽しめる住空間づくり
・働いている人が育つ企業に
・テクノロジーを活用し、ビジネスモデルを進化
住空間で人の幸福度が変わります。暮らしに密着し、住む人にどんな効果があるかしっかり考えて、提案できる企業になりたいと思っています。
たとえば、照明ひとつとっても、いまだに蛍光灯がついている家があります。住空間は本来、リラックスしてリフレッシュするための場所。蛍光灯の下でリラックスできるのかといったら決してできないですよね。ダウンライトや間接照明などを使い、もっと照明計画を改善したほうがいいと思います。
私はオフィスでも自宅でもスマート照明を使っているのですが、青くすると集中力が上がって仕事がはかどります。白は緊張する色ですし、刑務所の壁をピンクに塗ったら喧嘩が少なくなったという事例も聞いたことがあります。色の効果を部屋のコンセプトづくりに生かしていきたいです。
社員が主役の企業づくり
最近は会議でも私が話さないこともあります。みんなにしゃべってもらうようにしているのです。私が言いたいこともほかの人が言ってくれるようになり、育ってくれていると感じます。任せることが成長に繋がっていると思います。
先日、パートさんも含めた全従業員が集まるビジョン共有会を行いました。現在のミッションやビジョンをブラッシュアップしようと思っていて、みんなでディスカッションをしてもらいました。そこで出たものを反映させていくつもりです。そうすると納得感や参加した実感がありますよね。

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