【ハウジング重兵衛社長インタビュー】キッチン23台展示、「見て選ぶ」が最重要
ハウジング重兵衛 菅谷重貴 社長
「工事費コミコミパック」、月100万枚のチラシで訴求
千葉県、茨城県でリフォーム事業を展開するハウジング重兵衛(千葉県成田市)。前年度のリフォーム売上高は約18億円。経営の舵取りは若干37歳の菅谷重貴社長。なぜこれだけ売り上げられるのか、戦略を聞いた。
【聞き手/編集長 金子裕介】
200坪の店も
――今取材をしているこの佐倉ショールーム店(千葉県佐倉市)はかなりの広さです。大型ショップで「もの」を見せるのが売りですね。
キッチンだけで23台ありますからね。あとはトイレやバスなどもあり、塗装相談コーナーも作りました。当社の商圏は千葉県の東部と茨城県の南部なのですが、ショールームは全部で6店舗あります。千葉には佐倉店の他に本社の成田市と最近移転リニューアルした旭・東総店(旭市)があり、この店は事務所スペースを入れて200坪ありますから、かなり大きいですよね。
佐倉店にはキッチン23台
――茨城にも進出しています。
牛久市と鹿嶋市、それと「パルナ」というショッピングセンターの中に出しています。ここは80坪程度なのですが、それ以外の店舗は大体100坪とか、150坪とかの大きさになります。各店舗あたり約20万世帯ある内の50~60代の方をメインのターゲットにしています。
――メーカーショールームがあるので、ここまで大きな自社ショールームはいらないのでは。
やっぱり自社に来てもらって、見て選んでもらうことが大事だと思うんです。この戦略を始めたのは8年ほど前なのですが、それまでは特に住宅設備は置いていないスタジオ型で、どちらかといえば大工のこだわりリフォームみたいな店だったんです。チラシで打ち出しているのは水まわりなのに、集客しても実機は見てもらえない。これは良くないということで店を出そうと。
――すぐに上手くいったんですか。

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