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【エス・ビルド社長インタビュー】「唯一無二の内装会社になりたい」

エス・ビルド
澤口貴一 社長
1396号 (2020/02/10発行) 11面
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エス・ビルド 澤口貴一 社長エス・ビルド 澤口貴一 社長

オフィス改装、年間2000件

 オフィスの内装リフォームで16期連続増収に成功しているのが、エス・ビルド(大阪府大阪市)だ。年2000件ほどの工事を手がけ、年間21億6700万円を売り上げる。オフィス改装に下請け特化することで他社と差別化したり、モチベーション高く働いてもらうためにインセンティブを手厚くしたり、独自のビジネスモデルを展開。「唯一無二の内装会社になる」と語る、澤口貴一社長に戦略を聞いた。

【聞き手/編集長 金子裕介】

働き方改革が後押し

――昨今、「働き方改革」が叫ばれていますので、オフィスをもっとよくしたいというニーズが高まっていそうですね。

 実は年間の工事件数は2000件で、これは4年くらい変わっていないんです。それでも増収になっている理由は、その働き方改革なんです。1件単価は以前の倍くらいになっています。オフィス内にカフェを作るケースなんかもあったりして、お金をかけるケースが増えています。

 それと私どもは大阪、東京で事業をしていますが、今「ハコ」がない。空いているオフィスビルがなくて、移転したくてもできない企業が多いんです。そうなると、今のオフィスを改装して良くしようとなるんですね。

――オフィス改装需要は高まっているわけですね。

 以前に比べて従業員数も倍にし、受け皿を大きくしました。社員は63人なのですが、その内、東京に30人くらいいます。

――改装単価はどれくらいなのでしょうか。

 20万~30万円の小さなものから、2000万円といった高いものまでありますね。ならすと100坪のオフィスでは、400万~500万円でしょうか。

――基本的にはオフィスデザインの会社から発注を受け、下請けとして工事するというビジネスモデルですよね。

 そうです。デザインされたものを作るというのが仕事です。オフィスデザインの会社やオフィス家具の会社など、メインで20社くらいの元請けさんと仕事をしています。

――しかしなぜ、2000件もの依頼が来るのでしょうか。オフィス改装マーケットには競合が少ないのですか。

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