【イーグル建創インタビュー】外装改修を中心に65億円超、受注の6割がリピート
イーグル建創 古本悠輔 執行役員 神奈川支社支社長
外壁塗装や屋根改修といった外装工事をを中心に、年間約1万件のリフォームを受注し、65億3000万円を売り上げているのがイーグル建創(東京都町田市)だ。同社で神奈川支社支社長を務める古本悠輔執行役員に、受注のポイントや今後の事業戦略について聞いた。
【聞き手/編集部 小松智行】
駆けつけサービス会員は8000
――町田市を中心に東京や神奈川でリフォームで年間65億3000万円を売り上げていますが、その内訳は。
外壁塗装や屋根工事に代表される外装リフォームが主力で、売り上げの87.2%を占めています。あとは、水まわりの設備交換などの住宅内部の工事が7.2%、その他に太陽光発電システムや断熱改修などで5.6%。そして、それらの受注の63%がOBのお客様からのリピート受注となっています。
――外装リフォームはリピート周期が長く、OB比率が低くなりがちです。それでも6割を超えるということは何か仕掛けがあるのですか。
74人の営業担当者が、日々の営業活動の合間をぬって、サービス案内の小冊子を片手にOB様宅へご様子を伺いに訪問しています。
この小冊子は、例えば夏には豪雨・台風への備えやアフターメンテナンスについて紹介するというように、季節ごとに内容を変えることで訴求力を高めています。加えて、ユーザーサポート専任のスタッフが庭木の剪定や不用品の廃棄、電球交換といった、お客様の日々の困りごとに対応しています。
――3年前には「イーグルレスキュー」というOB限定のサービスも始めましたね。
以前も電話での夜間対応などは行っていましたが、より手厚いサービスを提供しようということで「イーグルレスキュー」を立ち上げました。ベースとなるのは、夜間に鍵やガラス、水まわりのトラブルが起きた際に駆けつけるサービスです。
工事の内容に応じて1~5年は無料で利用することができます。その後は年額4000円が掛かりますが、リフォームを割り引いたり、お米券をお配りしたりと、実質無料のサービスになっています。現在、会員数は8000件ほどです。
季節ごとにサービス案内の中身を変更
――OBとの接触機会を積極的につくることで関係を築き、リピートにつなげているわけですね。J2のサッカーチーム「FC町田ゼルビア」のスポンサー活動もその一環ですか。
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