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【レジデンシャル不動産社長インタビュー】競争多い「東京」はずして成功

レジデンシャル不動産
内田廣輝 社長
1403号 (2020/04/06発行) 18面
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レジデンシャル不動産 内田廣輝 社長レジデンシャル不動産 内田廣輝 社長

「埼玉」軸に年商128億円

 埼玉県を軸とした買取再販事業で、年商128億円のレジデンシャル不動産(埼玉県さいたま市)。東京を狙わず、かつ駅から遠い中古物件をメインに扱うなど、常識の逆を行く独自のビジネスモデルで、右肩上がりで売上高を伸長してきた。内田廣輝社長に戦略を聞いた。

マンションを熟知することがスタート

――埼玉県での買取再販が中心ですね。なぜ埼玉なのですか。 

 私が、たまたま埼玉県出身で土地勘があったため、このビジネスで必要な独自データを県内で作ることを始めました。そこで市場のシェアを獲得する結果を出せたためそこから交通の便がよい地域で拠点を広げていきました。

――独自データとは。

 例えば、小さな駅で70くらい、ターミナル駅では200くらいの分譲マンションがあるとします。その全てのマンションの築年数、大きさ、金額などを1駅ずつ覚えてデータに落としていくのです。それができれば「このエリアで何でも知っている営業マン」になれます。万一、不動産会社さんから「こういう物件があるけど、どう?」と電話が来ても、そのマンションの条件などがわかりますから、もらった電話で「うちだったら1200万円くらいで買いますよ」と提案できます。

――物件の資料を送ってもらい、相場を調べ、物件を見て...のプロセスがなくなります。

 営業は35人程いますが、みな若い未経験者です。というのも、振り分けられた駅にある分譲マンションを全て覚えることが営業マンの仕事です。だから入社間もない社員でも、物件を査定してどんどん稟議を回してきます。1駅終われば次の駅へと、エリアを広げてきました。

――仲介業者も、すぐに買ってくれるので、まず、声をかけようとなるわけですね。

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