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【イーグランド社長インタビュー】再生マ...

【イーグランド社長インタビュー】再生マンションで年商181億円

イーグランド
江口久 社長
1407号 (2020/05/04発行) 17面
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イーグランド 江口久 社長イーグランド 江口久 社長

《プロフィール》
1957年9月生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。1980年4月、鹿島建設に入社 。1989年6月、同社を設立して代表取締役社長に就任(現任)。

「年1000戸販売目指す」

 イーグランド(東京都千代田区)は首都圏の中古マンションの買取再販ビジネスで年間181億円を売り上げる。競売物件の仕入れを強みとしてきたが、近年、一般流通する中古住宅の仕入力を強化。事業エリアも拡大し、年間販売戸数1000戸を目指している。

競売リゾートの再販がきっかけ

――大手ゼネコンから脱サラで起業されて、30年が過ぎました。

 まさにバブル絶頂の1989年、31歳の時でした。たまたま宅地建物取引業の資格があり、またサラリーマンには向いていないという軽いノリで(笑)、不動産業を始めました。前職のからみで土地情報などが入ったので、都市部の高額物件の仲介等をしていました。

―― 程なくして、バブルが崩壊しました。

 都心の仲介が全くできなくなり、しばらくは付き合いのあったガソリンの元売りさんの進出用地の地権調整をしていました。そんな時、たまたま新聞の競売情報を見たら、新築で2000万円、3000万円だった新潟県の越後湯沢のリゾートマンションが、200万円、300万円でいっぱい出ていたのですね。不動産業に融資の総量規制があった時代でしたが、この金額なら自己資金でも購入できると思って、リゾートマンションの再販を始めました。

―― バブル後にも、リゾートマンションの再販に需要があったのですか。

 今だったら10万円もいかないでしょうが、当時はまだ、リゾート用に使いたいという個人のお客さんがいて200万円、300万円で仕入れたマンションを再生し、400万円、500万円で売れました。競争相手もいなかったので、越後湯沢から草津、軽井沢、那須、箱根、熱海まで、千葉県以外の関東一円のリゾート物件はほとんどやりましたね。物件はピンからキリまでありましたが、戸建てで1500万円前後、マンションは500万円くらいが多かったです。

――いつ頃から現在の居住用物件を始めたのですか。

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