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Minoru、住宅ローン不要でマイホーム

Minoru、住宅ローン不要でマイホーム

Minoru
森裕嗣 社長
1434号(2020/11/23発行)23面
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Minoru 森裕嗣 社長

Minoru 森裕嗣 社長

家賃を払い続けて住宅取得

賃貸として家賃を支払い続けると、その住まいが最終的にマイホームになる仕組み「家賃が実る家」を提供するMinoru(東京都渋谷区)。森裕嗣社長は「入居者、不動産投資家、建築会社それぞれの課題を解決する新しいビジネスモデル」と力を込める。その仕組みや中古住宅での可能性について聞いた。

新しい住まい取得のカタチ

――「家賃が実る家」の仕組みを教えてください。

マイホームを希望するユーザーが自分で建てた家に賃貸として住み、家賃を払い続けると、やがて家賃が実って持ち家になるという「譲渡型賃貸住宅」の仕組みです。住居カテゴリのメインは新築戸建て住宅。住みたい地域や間取り、設備等も入居者自身が選べるセミオーダー式になっています。ターゲットは、高額の家賃を支払う能力はあるけれど、住宅ローン審査に通らない人たち。フリーランスや個人事業主の方を中心にニーズが高まっています。

――住宅のプランニングはどのようにするのですか?

住みたいエリア、間取り、設備、カラーなどを、入居者がすべてweb上でプランニングします。間取りは80種類から選べますし、最近人気の対応やペット共生型といったタイプも用意。住宅会社は、プラン・土地が確定した状態で受注できるので、営業コストを大幅にカットできます。家賃は、10~28年の間で6コース設けた入居期間に合わせて設定。入居期間中の家賃変動がないのもポイントですテレワーク。不動産投資家の利回りについては、入居期間ごとに設定していて、たとえば20 年なら7.5%。これまでの不動産投資物件は、先に土地と建物を用意してから入居者を募集していたので、引き合いが悪ければ家賃を下げるしかありませんでしたが、これならすでに入居者が決まった状態なので、投資家も確実に利益を得られます。現在、建物完成入居済みが13棟で、着工中が1棟、着工準備中が5棟。コロナ禍を受けて会員登録者数がぐっと伸び、この9月は150人の登録がありました。

投資家が損をしない仕組み

――途中退去や、家賃を支払えなくなった場合のリスクヘッジは?

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