不動産SHOPナカジツ 樗澤和樹 社長
中古住宅の仲介とリフォームを組み合わせたビジネスモデルで躍進中の企業が不動産SHOPナカジツ(愛知県岡崎市)だ。リフォーム売上高は約30億円と、エリアトップクラスの売上高を誇る。近年はエリア拡大を図っており、福岡、関東にも進出。昨年4月に就任した新社長、樗澤(ぶなざわ)和樹氏に戦略を聞いた。
【聞き手/編集長 金子裕介】
28の仲介店舗
――リフォームも手掛けていますが、事業の核は不動産売買仲介。中古を売るときに合わせてリフォーム提案もするという点が、同業他社と違う点ですね。今、その仲介店舗はどれくらいの規模になってきたんですか。
仲介店舗は全部で28。愛知県が中心ですが、昨年11月には関東の千葉に店を出しました。福岡にも3店舗あります。ここも仲介+リフォームがメインになると思いますが、他の店舗のように、建て売り、分譲なども展開していく考えです。
――なぜ中古住宅購入者にリフォームも提案して、元請けで受注しようと考えたのでしょうか。不動産会社は知り合いの会社に紹介して手数料を得るモデルの方が多い。
リフォームの提案をする方がサービスとしてまともだと思っているからです。お客さん側から見れば、物件を買うのとリフォームを相談するのが、別々だと大変。一緒の方が楽なわけで、そのニーズが確実にあるわけです。
――住まいのニーズにワンストップで対応すると。
新築分譲もやっていますから、あらゆる選択肢を提供できる点が強みです。中古を買ってリノベーションするのは、あくまで家を手に入れる1つの手段です。
――ただ、普通の仲介会社は消費者に対して魅力的なリフォーム提案はなかなかできない。建築業と不動産業の両方に強い業者は少ない。
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