トライシクル、産業廃棄物の契約書にも電子化を
トライシクル
サーキュラーエコノミー事業本部 EcoDraft事業部
上級ビジネス開発マネージャー
山本兼嗣 氏
トライシクル(東京都品川区)が提供する電子契約「エコドラフトwithクラウドサイン」は、産廃・建廃業界に特化した画期的な電子契約締結サービスだ。同社サーキュラーエコノミー事業本部EcoDraft事業部上級ビジネス開発マネージャーの山本兼嗣氏に、同サービスの圧倒的なメリットや今後の展望などを聞いた。
コストも時間も大幅短縮
――「エコドラフト」を開発したきっかけは何でしょうか?
長年産廃・建廃業界に関わるなかで、関連法規の複雑性から作業負担、契約書の不備などが多く存在する課題感がありました。「収運・中間処理事業者」として業界の課題を、ITによって解決できることが当社の強みではないかという思いから、「誰でも・安心して・簡単に使える」システムを開発することになりました。
――サービスの概要を教えてください。
産廃や建廃に特化した電子契約書のひな形(ドラフト)作成です。弁護士ドットコムが運営する国内最大級の契約締結・管理システム「クラウドサイン」と連携することで契約を締結し、契約書を管理することができます。
「エコドラフト」「クラウドサイン」2つのサービスをAPI連携させることで、簡単と安心を実現しています。
――紙から電子契約にするメリットは大きいですね。
電子契約書は、紙に比べて大幅に作成時間を短縮でき、収入印紙代をはじめとした大幅なコストカットにも繋がります。さらに、郵送や持ち回りでハンコをもらうといった手間もなくなり、広い保管スペースも削減できます。このように、契約書作成の業務を支援するツールが「エコドラフト」です。
「エコドラフト」では業界に特化した契約書のひな形を、一般の契約書では「クラウドサイン」単体でPDF化というように両方の機能を使い分けられます。
これまで書面契約でかかっていたコストを削減
――開発のノウハウは独自に得たのでしょうか?

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