日本塗装名人社 安井朗 取締役社長
全国の塗装店と職人が塗装サービスを提供する日本塗装名人社(愛知県名古屋市)。現在、全国に会員企業135社、延べ約600人の塗装職人を抱え、主に大手企業と連携しBtoBで塗装工事を提供する。この8月、元取締役本部長の安井朗取締役氏が取締役社長に就任した。新社長にここまでの歩みと現況、今後の方向性などについて聞いた。
塗装職人の腕を支える組織でありたい
―― 社長就任は1年前に打診されたと伺いましたが、その時の心境は?
プレッシャーもありますが、嬉しく、意気に感じました。塗装会社の社長は、もともと職人で立ち上げから経営してきた人が大半ですが、自分は会社員出身で経営者の経験もなく、この業界では珍しい存在。でも、前職で役員や加盟店の方は知り合いでしたし、この人たちのお役に立ちたいと強く思ってきたので、断る理由はなかったですね。
―― 業績は、順調に伸びているようですね。
私が入った2017年には2社との取引でしたが、今は大手を中心に8社と付き合いがあり、直近の売上は約15億円。内訳は、8割強がBtoB、ほかが塗料販売で、オリジナルと直接メーカーから仕入れたものを通常より安価に販売しています。工事件数は年間950棟くらい手掛けていて、今後の展開を考えるとマンパワーも必要になっています。
―― もともとは、会員企業に対しての教育サービスを中心に展開されていましたよね。

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