- クリナップ
竹内 宏社長 - 1956年生まれ、兵庫県出身、専修大卒。1979年井上工業(現・クリナップ)入社。2012年執行役員などを経て、18年から現職
高級キッチン販売に本腰
キッチン市場で存在感を高めるのはクリナップ(東京都荒川区)だ。販売開始から50年を迎えたシステムキッチンは、売上高、シェア率ともに拡大傾向にある。同社が今後、注力するのは高級価格帯CENTROの販売だ。竹内宏社長に戦略を聞いた。
新CENTROのリーフレットには竹内社長自らが登場
占有率23%目標
――システムキッチンの販売が好調ですね。昨年、モデルチェンジした中級価格帯のSTEDIAがけん引した印象です。
STEDIAは、かつて1983年からクリンレディという名前で30年以上、販売してきました。なぜ名前を変えるのか、とずっと言われてきましたが、やっとマーケットのなかで認知されたと実感しています。御社のリフォーム大賞で昨年、1位を獲ることができたのも理由ですね(※1)。松たか子さん出演のCM効果もありました。
一方、CENTROの販売台数は、我々が思い描いているような伸び率ではありませんでした。STEDIAが良くなった分、その上のランクであるCENTROの魅力を私たち自身がうまくプレゼンできなかった。CENTROの販売台数が増えれば収益構造は変わる。キッチン市場全体では、わが社の占有率はコロナ前は10%台だったのが現在は2割を超えました。これを23%にすることが目標です。
クリナップのシステムキッチン市場の占有率
キッチンの市場占有率は拡大傾向にある
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