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成長に弾みつき、売上高7000億円乗せを達成

成長に弾みつき、売上高7000億円乗せを達成

TOTO
清田徳明社長
1583号(2024/01/01発行)12,13面
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TOTO(福岡県北九州市)が近年、業績を順調に伸ばしている。2期前の2021年3月期に5778億円だった売上高は、翌期は6453億円、前期の23年3月期には7012億円と2年間で21%の大幅増となった。この成長を支えているのが、同社におけるリフォーム推進「リモデル」事業だ。リモデルは全社売上の半分、利益の約3分の2を稼ぎ、まさに同社の屋台骨を支えている。

売上の半分、利益の3分の2をリモデルで稼ぐ

TOTO 2度の赤字危機をバネに業績を伸ばしてきた

2020年以降から成長にはずみ

同社の年商は、1990年以降二十数年間は概ね4000億円台で推移していた。その後2014年3月期から8年間は5000億円台の後半にまで伸ばしてきたが、ここ数年で一気に成長に弾みがついてきた。営業利益もこのところ400億〜500億円前後で推移しており、100億〜200億円台が定位置だった一昔前からは大きくレベルアップしている(グラフA)。

ただ足元では、過去10年以上にわたって成長のドライバーを務めてきた海外住設事業が変調をきたしている。一時は同社の全社利益の約半分を稼ぎ出していた中国の急速な景気悪化などにより、海外住設事業は利益トントン近くまで急降下。このため、2024年3月期は増収ながらも連続して減益を余儀なくされる見通しだ。

TOTOリモデル事業の歴史

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