大和ハウス、ナサホーム買収で売上高1500億円超えへ 全国1位目指す
大和ハウスリフォーム
取締役兼常務執行役員 経営戦略担当 水谷勲氏
1590号(2024/02/26発行)6面
大和ハウスリフォーム(大阪府大阪市・年商604億円)は昨年12月25日、大手リフォーム会社ナサホーム(大阪市・年商88億5000万円)を子会社化すると発表した。自社の新築OB以外の木造住宅のリフォーム拡大が狙いだ。今回の企業買収により、大和ハウスグループが住宅リフォーム売上高ランキング(※1)で全国1位になる可能性が出てきた。M&Aを担当した取締役兼常務執行役員の水谷勲氏に話を聞いた。
木造住宅リフォームを強化
「ナサホーム買収を足掛かりに」
取締役兼常務執行役員
経営戦略担当
水谷勲氏
──さっそくですが、今回の買収の経緯を教えていただけますか。
1年以上前に大和ハウス本社の方に話をいただいていました。交渉期間は9カ月ぐらいのスパンを持ち進めさせていただきました。弊社の事業はメンテナンス色が強く、契約者の約9割は本社のOB客になります。本社が手掛ける新築の性能が良くなるにつれ、初期保障期間も長くなっていきます。
例えば、初期保証30年だとすると、30年後にしかメンテナンスができない。OB客だけでは将来的に売上減少は免れないため、中長期的に見た解決策として木造住宅を獲得することが会社としての方針でした。今まで鉄骨のメンテナンス系を中心にしてきた自社で一からやるとなると、ノウハウも時間もかかる。今回の買収は私たちにとってもありがたいお話でした。
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