ホームテック 高橋久明社長
総合リフォームを手掛けるホームテック(東京都多摩市)は、2024年3月期のリフォーム売上高64億1000万円を記録した。今期は71億2000万円を見込み、さらなる成長を目指す。有力事業者の一社である高橋久明社長に、業界の動向を聞いた。来年のリフォーム業界について高橋社長は「良い方向に進む」と話す。
1年間は堅調予測
――2025年のリフォーム業界はどのように変化しますか。
基本的には良い方向に進むと予想しています。特に株価の動向がリフォーム市場に大きな影響を与えるでしょう。私の会社のメインターゲットは50代~60代の子育てが終わった人たちです。この年代は、年を取る前に持ち家を手入れしたいと考えることが多い。また、株式を保有していることが多いため、株価が上がることで心理的な安心感を得て、大型リフォームを決断するケースが増えるでしょう。
――やはり、アメリカのトランプ氏が大統領に就任予定であることが要因でしょうか。
そうですね。トランプ次期大統領が景気拡大策を進めると予想されるなかで、アメリカ株が上昇すれば、輸出企業が利益を上げ、日本の株式市場も連動して上昇する可能性があります。ただし、トランプ次期大統領が関税を引き上げるなど、予測不能な政策を打ち出した場合、経済が不安定になるリスクもあるでしょう。それでも、少なくとも1年間は堅調が続くと見ています。
――ここ最近ホームテックでは大型リフォームが増えているのですか。
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