菊水化学工業 山口均社長
"水系の菊水"から総合メーカーへ
塗料メーカーの菊水化学工業が、塗料の世界に新風を吹き込もうとしている。画期的なフッ素塗料の新商品を打ち出し、リフォーム市場に突破口を開こうとする展開について、就任2年目の山口均社長に聞いた。(聞き手/本紙社長・加覧光次郎)
5倍の価格差を圧縮
――昨年、「フッ素革命」という塗料をリリースされました。"革命"というネーミングの真意は。
フッ素塗料は、非常に耐久性の高い塗料として知られています。30年もの歴史があり、もともと自動車用塗料に使われていたものが、住宅にも採用されるようになったというのが流れです。ところが価格の高さから、あまり普及してこなかったのが現状。主流であるシリコン塗料との価格差は約5倍でしたから、これは無理もないことでした。しかし弊社は、この価格差を縮めることに成功。品質とコストのバランスが整い、普及への足がかりをつかむことができました。

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