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全国管工機材商業連合会、生活基盤を支える業界周知へ

全国管工機材商業連合会
一瀬克彦会長
1169号 (2015/05/19発行) 5面
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全国管工機材商業連合会 一瀬克彦会長

全国管工機材商業連合会 一瀬克彦会長

会員730社に拡大

 管工機材の流通業者で構成される『全国管工機材商業連合会』(管機連)の全国ネットワーク化が、いよいよ仕上げ段階に入った。同会は、数年前より社団法人化に向けて地方会員の拡充を図っており、ほぼ47都道府県の組織化が整った。3年前から、同会の会長を務める一瀬 克彦会長に話を聞いた。

会員を拡大し全国組織に

―― 一瀬会長が就任し、創立50周年、一般社団法人化を経て、会は拡大しています。現在、全国17会員の約730社に、特別会員の48社も合わせると、47都道府県が揃うまで、あとは三重県一県ですね。

 もともとは、昭和38年に『全国バルブ、継手、鉄管、ポンプ商業連合会』として、東京、大阪、名古屋の組合が集まって結成されました。その後『管工機材商業連合会』に名称を変更し、各地域の組合が次々加入しました。ただ組合のない県もありますので、参加されていない地域でも加入できる"特別会員"制度を導入し、全国ネットワーク化が見えてきたところです。ほかに"賛助会員"として、93社のメーカーさんが参加されています。

――全国組織となると、国とのパイプ作り等も重要です。

 地域組合も同じなのですが、今までは会員、メーカーさんとの親睦を深めるという役割が大きかったのですね。しかしこれからは、行政が何を考えていて、どうしたいのか等の情報を得たり、勉強することが大切です。関係省庁ともよい関係を築いており、昨年の定期総会では、経済産業省、国土交通省、厚生労働省の各担当の方にご講演いただきました。

若い力で、業界を活性化

――管工機材というと、エネルギーインフラ等に直結する業界でもあります。自治体と、災害時の資材提供の協定を結んだりしていますね。

 私は阪神大震災の際に水道が止まり、2リットルのポリタンクに入った水をマンションの17、18階まで階段で運ぶ経験をしましたが、とても大変でした。最近では、気象災害も多く、そのたびに水道インフラは大きく傷つきます。水道復旧では必須な管の継手等を、全国組織で在庫を持つのは、当会ぐらいではないでしょうか。全国で、しっかりご提供できるようにしたいと思っています。

――漏水等の少ない日本の水道の安定供給システムは、世界でも類をみない優れた技術です。

 生活の基盤を支える私どもの業界について、多くの方に知っていただきたいと思っていますし、とくに、若い人にどんどん入って来てほしいですね。今、組合の中では、次の世代を担う人材を育てようと青年部を作ったりしています。大阪などでは、それでかなり活性化しました。これからは青年部の全国組織等を結成したりして、もっと活躍してほしいと思っています。

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