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不動産プラザ、中古再販年間45戸戸建て...

不動産プラザ、中古再販年間45戸 戸建てを1500万円弱で

不動産プラザ
福谷広志社長
1169号 (2015/05/19発行)4面
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不動産プラザ 福谷広志社長

不動産プラザ 福谷広志社長

戸建て、1500万円弱で販売

 北九州エリアで中古住宅再販事業を展開している不動産プラザ(福岡県北九州市)。年間45戸の販売を行っており、約6億円を売り上げている。福谷広志社長にビジネスモデルを聞いた。

――再販事業は仕入れがカギになります。どのような物件を仕入れていますか。

 戸建てが9割を占めます。築年数は15~20年程度ですね。建物は30坪後半で4LDK、土地は70~80坪が平均になります。仲介会社経由が8割で、競売物件が2割。昔は競売100%だったのですが、高騰したため割合を減らしました。

――リフォーム後に再販売するわけですね。

 価格は1500万円弱で販売しています。周辺の新築相場は2500万円なので割安です。買われる方は1次取得者が8割なのですが、今住んでいる家賃の支払いとほとんど一緒、あるいはもっと安くなるという人が多く、お買い得感が売れている要因だと思います。

――中古といえども内外装は一新されています。

 おおよそ250万~300万円程度のコストをかけてリフォームします。主にキッチン、トイレ、バス、洗面、内外装をリニューアルします。また、駐車スペースが1台しかない場合は、これを2台、3台駐車できるように変えることで売れ行きがよくなったりします。また、LDKを広くするなど家族が集えるような間取りにすることも重要です。

――どのように販売しますか。

 完成したら週末の2日間でオープンハウスをします。だいたい3~4割の物件がこれで決まります。仲介会社にお願いするのが半分、自社で売るのが半分というバランスです。販売データは全て記録し、どのエリアの物件がいくらで売れたのかという情報を蓄積していきます。というのも、戸建てはマンションに比べると1件1件構造も、工法も、仕様もバラバラなので、査定が難しい。つまり、その物件の売れる値段を決めるのが難しいんです。そのときにこの蓄積しているデータを使って相場観を見極めます。

――営業体制は。

 3人で、1人は仕入れのメーン担当者。他の2人は仕入れのサポートと、リフォームのプランニング、販売までを行います。

――今後の強化策は。

 前期は新築を含めて売上高が13億円でしたが今期は14億円を計画しています。中古ももちろんですが、全面改装のリフォーム請負を増やしていきたいと思います。

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