リンナイ 内藤弘康社長
1955年兵庫県生まれ。東京大学工学部卒業後、日産自動車を経て、1983年にリンナイへ入社。新技術開発本部長、経営企画部長等を歴任。2005年から同社社長。趣味は将棋。
海外売上比率が5割に迫る
電力、ガスの自由化が予定される日本の住宅のエネルギー機器をめぐる環境は、大きな変化を遂げようとしている。リンナイは年商約3000億円のガス機器最大手メーカーながら、電気とガスのハイブリッド給湯器をいち早く開発。さらに海外では電気温水器や太陽熱給湯器等の多様なエネルギー事業を展開している。内藤弘康社長に世界の市場や今後のビジョンについて聞いた。
(聞き手・本紙社長加覧光次郎)
日本の発信力の強さを実感
リンナイは、1950年の設立。社員数が単体で約3600人、連結では約1万人。国内事業中心の住宅業界では珍しく、海外比率が極めて高い企業として知られている。
――御社は拠点数で16カ国、世界80カ国に商品を提供しています。海外展開は今後も積極的に行う予定ですか。
比率では今、海外は40%ちょっとくらいですが、おそらくこのまま5割くらいにはなるのではないかと思います。
――海外が約半分となると、社長も頻繁に行き来されているのでしょうね。
年間20回くらいは行っているでしょうか。そこで改めて思うのは、日本の文化の発信力ですね。リンナイイタリアはミラノから車で1時間半くらい行ったカルビというところにあるのですが、昨年、行った先の博物館で若い女の子が日本語で案内してくれましてね。しゃべれる理由を聞くと「小さい頃から日本の漫画やアニメが大好きで!」と言うのです。漫画やアニメを見ると、みな日本語をしゃべりたくなるっていうのですから、すごい力があると思いますね。
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