米NKBA、キッチン・バスデザイナー100講座で育成
ナショナルキッチンアンドバスアソシエーション(NKBA)
ホリス・シルプ メンバーリレーション部マネジャー
1195号 (2015/12/01発行) 7面
ナショナルキッチン アンド バスアソシエーション(NKBA)
ホリス・シルプ メンバーリレーション部マネジャー
3500人が資格取得したオンデマンド教育
リフォーム先進国のアメリカでは、営業・プランナーのスキルアップのための資格制度が充実している。リフォームでも主役となるキッチンとバスについては、ナショナルキッチンアンドバスアソシエーション(NKBA)が運営する資格が有名だ。NKBAはキッチン部材メーカーやデザイナーなど約1万7000社が加盟する業界団体。メンバーリレーション部のホリス・シルプマネジャーに資格制度について聞いた。
入門資格は30時間
――米国ではデザイナーの方の名刺に「AKBD」「CKD」「CBD」といった資格の名称が入っていることがあります。それはNKBAで運営しているものですね。
AKBDは一番基本的な資格で、キッチンとバスのデザイン全般について学ぶことになります。その後CKD、CBDといった資格のコースを受けることができます。これはキッチン、バスのデザインをさらに極めるマスターコース。キッチン・バスのデザインは非常に複雑なもので、数学的なもの、美的感性といった、あらゆるものが含まれます。私どもはアカデミックな知識も実用的な技術も色々提供しています。
――幅広い学習メニューが必要になりますね。
実際に学習コースは100ほどあり、例えば最初のAKBDでは30時間分を受講することになります。デザイナーになるには、キャビネット、カウンタートップ、設備、什器、仕上げといったあらゆることについて理解しなければならないし、電気、配管、冷暖房といったことまで知識が必要です。

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