共栄ホームズ 武田安弘社長
いまだ新築需要が高い地方都市において、再生住宅で利益を拡充している共栄ホームズ(富山県富山市)。「壊すなんてもったいない」を理念に掲げ、伝統工法を継承した住まいづくりに注力している。200棟を超える再生住宅を手がけてきた武田安弘社長に、これからの再生住宅にかける思いを聞いた。
「もったいない」が源
――創業から30年。30年前といえば、新築住宅がどんどん建っていた時代です。
当社はもともと共栄木工という名称で、建具屋から始まっています。共栄ホームズという名になったのはおよそ10年前。建具屋の細かい作業が災いし、先代である父の視力が衰えてきたことが、建築業にシフトしたきっかけです。
しかし、建具屋が建築業を急に始めても、とにかく信用がない。ですから、小さなリフォーム工事も大切な仕事として、一つひとつ丁寧にこなしました。そうして少しずつ、会社としての信用を得てきました。
――再生住宅に着目されたのはいつ頃からでしょう。

最新記事
この記事を読んでいる方は、こんな記事を読んでいます。
- 1656号(2025/07/14発行)11面
- 1655号(2025/07/07発行)19面
- 1655号(2025/07/07発行)16面
- 1655号(2025/07/07発行)17面
- 1653号(2025/06/16発行)12面