名古屋モザイク工業 早田辰比呂社長
モザイクタイルの一大産地である岐阜県多治見市笠原町に本社を置く名古屋モザイク工業。国内2位の売り上げを誇るタイル商社で、ここ数年着実に売り上げを伸ばしている。今年4月に就任した早田辰比呂社長に、タイル市場の現状や今後の展開などについて聞いた。
――まずは日本国内のタイル市場について教えてください。
日本における一人あたりのタイルの平均使用平米数は0.4平米程度。1平米を切る国は先進諸国で日本以外にはなく、圧倒的に少ない数字です。
――やはり消費量が多いのはイタリアですか。
昔はタイルと言えばイタリアでしたが、現在は生産量・使用量ともに中国が世界一です。
――中国ではどれくらい使用されていますか。
日本のタイルは年間使用量が2000万平米弱ですが、中国では本当かなと思う部分もあるのですが、数十億平米だと言われています。日本でもピーク時には1億平米ほどありましたが、バブル崩壊以降、需要は右肩下がりの状況が続いています。

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