TOTO 喜多村円 社長
1957年福岡県生まれ。81年長崎大学経済学部卒。同年TOTOに入社。
経営企画部長を経て2008年から執行役員浴室事業部長に就任、事業立て直しに手腕を発揮。
11年、取締役常務執行役員。13年取締役専務執行役員。14年から現職。
TOTOは、創業100周年を迎える来年2017年に向けて、長期経営計画「TOTO Vプラン」を策定。売上高6500億円、営業利益610億円の目標を掲げている。前年実績では、売上高5678億円、営業利益461億円と、ほぼ計画通りの進捗状況だ。喜多村円社長に、今後の戦略について話を聞いた。(聞き手・本紙社長 加覧光次郎)
安心、安全、清潔に使えるトイレを世界へ
――一昨年4月の社長就任から2年半が経ちます。
そうですね。早いという思いと、まだかなりあるな、という思いと...(笑)。
――前任の張本さんは5年、その前の木瀬さんは6年ですから、半ばまで来たということでしょうか。自己採点は。
いや、自分で自分の採点はしませんけれど、会社自体の業績は、順調にきていると思っています。
――リオオリンピックが終わりましたが、御社は次の東京のオフィシャルスポンサーですね。それに向けた展開は。
オリンピックというより、オリンピックでは多くの施設が出来ますよね。とくにパラリンピックもありますから、TOTOのUD技術からも、多くの人が安心、安全、清潔に使えるトイレを提供することが、国内ナンバー1メーカーの務めだと思っています。
――訪日外国人2000万人時代ですが、さらにオリンピックは世界の人が、日本のトイレを体感する機会になります。

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