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OCHIホールディングス、資材卸から「...

OCHIホールディングス、資材卸から「住生活のトータルサプライヤー」に

OCHIホールディングス
越智通広社長
1235号 (2016/10/04発行) 14面
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OCHIホールディングス 越智通広社長OCHIホールディングス 越智通広社長

 住宅資材卸を軸に年商845億円を売り上げるOCHIホールディングス(福岡県福岡市)。同社は主力の建材事業に加え、木材加工、生活用品、建築、介護など多種多様な製品・サービスを提供している。各事業を伸ばし2019年3月期には売上高900億円、営業利益21億円を目指す。越智通広社長に戦略を聞いた。

くまもと型復興住宅推進

――成長戦略の一つに「耐震」を掲げていますが、地場の九州では熊本地震がありましたね。

 グループのトーソー(熊本県上益城郡)が窓口となって、取引のある工務店63社と一緒に「くまもと型復興住宅」というものを作っています。県産材を使って、比較的低価格な平屋で建て替えを進めていきます。熊本では住宅展示場がすごく忙しいようで、受注はだいぶ取れているようですね。

――地震に対して警戒心がなかったことが大きな被害を招いたとも言われていますね。

 熊本では地震が起こらないと宣伝されていましたから。実際、工場の誘致も盛んにありました。今回のことでやっと「耐震化」に目覚めたと思います。11月2日、3日には久留米で「耐震ビジネスマッチング」というイベントをやるのですが、耐震メーカーは小さい会社も多いので、なかなか工務店さんや設計事務所にアピールできていない。そこに声をかけて、マッチングしていこうと。今「Ochiのトリプルスリートライアングル」という強化策をまとめているんですが、一つは今言った「耐震」、それと「高齢者配慮」と「ゼロエネ」です。

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