脱・価格競争で売る外壁塗装
外壁工事はプランニングや提案内容で差をつけるのが難しい。最低限の費用で済ませたいと考える顧客も多い。その中でも、いち早く差別化提案を行なうなど、他社と一線を画す取り組みで単価&契約率アップに成功している外装プレイヤーたちの最新の取り組みを紹介していく。
Case 1
"その日見積もり"のスピード営業で半期で既に6,000万円の受注
ミヤケン(群馬県前橋市)
原田敬介 営業部主任
ミヤケン(群馬県前橋市)の原田敬介さんは、現場調査当日に見積書の作成から提出まで行うスピード営業を実践している。かかる時間は2時間ほど。驚きの早さだ。
「問い合わせを頂いた瞬間が、お客様が一番塗り替え工事をやりたい時。現場調査のその場での見積もり提出に、会社全体で挑戦しました」
同社では、2人1組で現場調査を行う。2人で採寸した後、1人が写真撮影や施主への現況説明を行う。その間にもう1人がiPadで見積もりを作成。プリントし、金額を説明する。「もう見積もりもらえるの!?」と驚く顧客も多い。成約件数の2~3割が現場調査当日に見積もりを出し、その日に契約した案件だ。
