現地調査に強くなろう!採寸の基本
採寸は得意ですか?―――現地調査で行う「採寸」は、正確さと手際よさが求められる作業だ。計り直しや採寸し忘れがないよう、採寸のポイントを押さえておこう。
部位別 採寸ポイント
移動するものがあれば先に移動して一気に採寸することを心がけたい。
ミスを防ぐため、各部位のチェックシートを活用しよう。
●壁
採寸の基本は、水平垂直に測ることだ。垂直方向は部屋のコーナーや柱に沿って、水平方向は床面に沿って採寸しよう。図面と照合する際、図面に書かれている寸法は、内法寸法(壁から壁)ではなく壁の芯から壁の芯までの寸法なので間違いのないようにしよう。
水平・垂直に測る
●家具
家具の採寸は、一番出っ張りがある位置を測る。
=ここに注意!=
大きな家具を他の部屋に移動する計画がある時は、搬入経路の採寸も必要だ。一部壁を壊さないと入れられない場合は費用が発生する。
●窓
内窓新設では、窓枠の歪みが生じていることを想定して縦横3か所ずつ測り、一番小さい寸法を用いる。(大きい寸法を基準にすると枠に引っかかる可能性があるため)。内窓新設の場合、内窓を設置するために必要な窓枠の出寸法を忘れずに。
必要に応じて窓枠寸法も採寸
=ここに注意!=
サッシの寸法は、サッシ枠に貼られたシールの番号をメモしよう。
