もう、現場でドタバタしない!
安全で効率よい現場、そして高い工事品質に仕上げるには、着工前の段取りが非常に重要だ。特に施主が住みながらのケースでは、工期の遅れやトラブルがそのまま施主の暮らしに影響を及ぼすことになる。
行き当たりばったりの工事ではなく、不測の事態にもあわてず落ち着いて対応できるように、徹底した準備が工事成功の秘訣だ。今回はそんな段取りの鉄則を学ぶ。
「関係者間で共通認識のゴールをもつことです」
ワカバヤシ(神奈川県横浜市) 池上豊さん に聞きました。
作業時間はどのくらい?工事範囲がどこまで?求める仕上がりレベルは?
施主・職人・営業と、それぞれの認識に相違がないようにしてから、着工日を迎えるのが目標。相違があると、追加工事やクレーム、工期遅れのもとになる。認識のすり合わせは言葉だけでは難しい。
⇒だから大事なのが
(1) 図面・仕様書の準備
⇒工程組みのポイントは
(2) 工程表
(3) 職人の手配
認識が一致した状態で工事スケジュールを組む。
着工1カ月前には職人へ打診するのが理想。
大事なことは
何のために? どういう工事?
目指すゴールは? を統一すること
着工までに、工事内容の理解を関係者全員が共通して持てていると
⇒毎日現場に行かなくても大丈夫なようになる
⇒他の業務に時間が割ける
