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時間と手間をかけずに伝わる!決まる!ビ...

時間と手間をかけずに伝わる!決まる!ビジュアルプレゼン

1383号 (2019/11/04発行) 16面
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ビジュアルプレゼン 手描きパースや3Dパースは一から作り込んだり、修正を反映したりするのに時間を要してしまうのが難点。絵のクオリティはイマイチでも、イメージを共有し、一緒にプランの方向性を決めるプロセスを初回訪問で設けた方が、成約率はぐんと高まる。ビジュアルプレゼンで商談の突破口を切り拓こう。

◆この方に聞きました◆

絵が苦手な人こそ習得したい スピードスケッチ
描かない・塗らないで10秒で完成させる

長谷川 矩祥 氏長谷川 矩祥 氏

1945年横浜生まれ。神奈川工業高校卒業後、日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社)に入社しジョン・レノンやさだまさしのギターデザインを手掛ける。その後ヤマハリビングテックで住空間デザイン室室長を務め、住空間プランニングや、住宅会社向けの社員を対象にした研修の講師を務める。20年間開催した理想の住まいを自由にデザインする「ヤマハデザイン教室」は、主婦客を中心に述べ4000人が受講。現在も住宅会社の住宅企画・スケッチ・パース制作、スケッチ講座の開催などの活動を精力的に行う。

初期段階でNOが伝わる

 私が提唱するスピードスケッチは、簡単な絵でリフォーム後のイメージを共有し、お施主様から「それで?」「なるほど」「そこをもうちょっと詳しく!」といった反応を引き出すのが狙いです。また商談の初期段階にイメージを共有することで、お施主様のNOが早めに分かるので、会社に帰ってイチから方向性を考えたり、度重なる修正に対応したりとエネルギーをかけなくて済むのです。

 お客様は自分の要望や想いを話させてもらえないと、欲求不満になります。想像する余地があるスケッチをお客様との最初の打ち合わせで用いれば、ワクワク感は高まります。相手との会話を拡げ、早い段階でイメージを共有し、リフォームの課題も見つかります。初回訪問から2週間後に、方向性やイメージのずれたパースを持って訪問し、そこから修正をしてとやっていたのでは、遅いのです。

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