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時間と手間をかけずに伝わる!決まる!ビ...

時間と手間をかけずに伝わる!決まる!ビジュアルプレゼン ~iPad Pro活用術~

1385号 (2019/11/18発行) 19面
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ビジュアルプレゼン 手描きパースはプレゼンには有効なものの、作成に時間や手間を取られてしまう。そこで導入したいツールが「iPad Pro」だ。手描きの温かみを残しつつ、完成までの手間を省き、時間を短縮できる。図面・パース・見積もりといった紙資料の管理に疲れた営業マンやプランナーは必見だ。

◆この方に聞きました◆

手描きパースの手間や無駄が激減 iPad Pro の活用
手間のかかる手描きパース ペーパーレスで超効率化

みゆう設計室 中川 由紀子 代表みゆう設計室 中川 由紀子 代表

2005年に独立し、みゆう設計室を神戸市に開設。家事や子育てが楽になり家族が笑顔になる、主婦・母親目線の住宅設計をコンセプトにし、リノベーションや新築の設計をメーンに手掛ける。女性目線のコラム執筆や情報発信も積極的に行う。設計事務所の名前は、子供達の名前の一部を組み合わせて名付けられた。プロサッカーチーム、ヴィッセル神戸の大ファン。

紙のデメリットを解消

 紙にパースを手描きし、コピックで色塗りをしていた頃は、塗り間違えたら最初からやり直し。イメージの色のペンがなかったり、途中でインクが切れてしまったり。提案内容に合わせてコピックを買いに行く手間もありました。

 iPad Proは専用の電子ペンで画面に直接文字やパースを描き込めるので、手描きの良さを生かしつつ、紙のデメリットや手間を解消できます。

 商談時のイメージ共有にも一役買っています。打ち合わせで「床の色が少し濃い」「窓を小さく」というご要望があったら、これまでは、事務所に一度帰りパースを修正していました。今では商談の場でパースをすぐ書き直し、納まりや色等も確認して頂けます。

書類仕事にも活躍

 設計の仕事は、図面や間取の作成、見積もりの確認など、たくさんの紙が必要です。これまでは職人さんから資料が送られてくると、一度プリンターで印刷。修正や確認事項を紙に書き込み、さらにそれをスキャンしてパソコンに取り込み、メールに添付して送るという手間がありました。

 今では画面上でデータに書き込み、そのまま先方に送れるので、一連の作業を省くことができます。

 iPad Proは今では仕事に欠かせないツールになっています。

こんな事を感じていたら、iPad Proを使ってみよう!

✓ 手描きパースの作成に時間や手間がかかっている
✓ パースやカタログなど紙資料の管理に苦戦している
✓ 紙資料の出力やスキャンを面倒に感じている

パースの色塗りがスピードアップ!

Step 1 遠近法のグリッドを使用しパースを下書きする

遠近法のグリッドを使用しパースを下書きする使用しているアプリは『Adobe Photoshop Sketch』。遠近法のグリッドは、1点透視と2点透視線を設定する事が可能。寸法や形状などをラフで描いたら、透明度50%くらいに。レイヤを重ねて清書をし、下書きのレイヤを非表示にする。

↓ ↓ 

Step 2 部位ごとにレイヤを分けて色を重ねていく

 床、壁、天井など、塗る場所毎にレイヤを分けて色を重ねていくので、色の塗り間違いやコピックのインク切れで、イチから塗り直す必要もゼロ。まずは線を気にせず勢いよく広めに塗り、消しゴムツールで細部を消していくと綺麗に仕上がる。画像ツールは水彩ブラシを使用。

部位ごとにレイヤを分けて色を重ねていく

《顧客のイメージに合わせ自由自在に変更できる》

顧客のイメージに合わせ自由自在に変更できる小上がり部にある窓のサイズを小さくし、クロスの色を変えてアクセントの壁に変更。デジタルなので、形状も色味もその場で修正する事が可能だ。

コピックを買いに 行く必要がありません

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