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《はじめての屋根リフォームガイド》工事の種類

《はじめての屋根リフォームガイド》工事の種類

2020年1月号
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はじめての屋根リフォームガイド

屋根は雨風から家を守る重要な部分で、定期的なメンテナンスが必要な場所だ。屋根リフォームの基本を学び、いざという時に対処出来るようにしておこう。

工事の種類

屋根材の種類や下地の劣化状況によって希望する工事が出来ない場合がある。現場調査は慎重に行おう。

■主な工法は塗装・重ね葺き・葺き替えの3つ

屋根のリフォームは、屋根材にもよるが、塗装、重ね葺き(カバー工法)、葺き替えの3つの方法がある。通常、塗り替え<重ね
葺き<葺き替えの順で予算は高くなる。現場調査は施工方法を決める上でも重要な作業になるので注意しよう。

〈塗 装〉

塗装◎特長と注意点
既存の屋根材や下地材の状態が良ければ塗装工事が可能だ。塗装する事で耐久性や美観をアップさせる。塗装出来る屋根材はスレート屋根や金属屋根、セメント瓦などが該当する。塗装を施す事で劣化の進行を遅らせる事が出来る。屋根の劣化が激しかったり、下地が劣化したりしている場合には不向きだ。

メリット
〇費用を抑えられる
〇工期が短い
〇工事音が立たない

デメリット
× 次のリフォームまで10年と短い
× 年々色褪せが気になる


〈重ね葺き〉

重ね葺き◎特長と注意点
2回目か3回目の塗り替え時期に適しているのが重ね葺き(カバー工法)だ。屋根の重さが増すため、施工前に建物の強度や耐震性を確認する。また充分に調査せず施工すると、後々補修が必要になっても工事が困難となる場合がある。

メリット
〇解体しないので、既存屋根にアスベストが含まれていても飛散の心配がない
〇2重屋根になるため断熱性や防水性が増す
〇工期を短縮出来る

デメリット
× 2重になるため重さが増す
× 下地の劣化を見逃すと後々の補修が困難


〈葺き替え〉

葺き替え◎特長と注意点
屋根材や下地の劣化が進んでいる場合や、耐震目的で軽量化する際は葺き替え工事が行われる。瓦の場合は、既存の瓦をいったん取り外し、下地の工事を行ってから再びその瓦を使用する「葺き直し」という工法もある。屋根や下地の劣化が激しく、雨漏りも発生している場合などは葺き替えがベストだ。

メリット
〇屋根材を自由に選べる
〇下地から一新出来る

デメリット
×費用が最も発生する
×工期がかかる
×廃材が出る

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