クレームや施工品質低下、粗利減少、施主や職人との関係性の悪化...こんなトラブル、絶対に避けたいものだが、ノーミスの完璧人間なんて存在しない。では、トラブルが発生してしまったとき初期対応はどうすべき?未然に防ぐには?トラブル実例から2度と繰り返さないための予防策や対処法を聞く。
リフォームあるあるトラブル対策 その3
「施工範囲はどこまで?」
「ここも工事してくれると思っていたけど、やらないの?」
例えば壁紙の張り替え。巾木は変えなくてよいと思っていても、仕上がりを見てやっぱり変えたい、となるケースがある。いくら事前説明をしていても「ここまで工事してくれると思っていた」と感じ取られることは少なくない。「言ってもらえなかった」「そっちが悪いからやり直して」という状況だ。
この状況を避けるため、早川さんは「通常の見積もり」と「おせっかい見積もり」を用意している。見積もりで書面に残っているので言った言わない、の予防になる。加えて「追加工事になったとしたらこのくらいの費用感」というのが顧客にわかりやすいのも利点だ。
通常見積もり(写真左)とおせっかい見積もり(写真右)
