今回のリーダーは...
前職は人事・組織コンサルタントの阿部哲さん。インテリアが好きで、未経験ながら建設業界に飛び込んだ。就職先の小さな工務店には、課題が山積み。仕事は属人的で業務管理が曖昧な状態だった。そんな課題を、自らが解決しようと決めた。会社のリブランディングにも大きく貢献し、いまも向上心を絶やすことなく、改善を続ける。
阿部哲さん 藤孝建設(東京都杉並区)
29歳。藤孝建設 fujitacaリノベーション 副代表・宅地建物取引士
高校は進学校で、大学では法学部を専攻。2019年に新卒で人事組織のコンサル企業に入社し、大手企業の人事サポート事業に就く。2021年3月に藤孝建設に入社し、主にバックオフィス業務を担当。2023年6月に副代表に就任、現在はプラン設計・コーディネートも担当する。
足りないのは「寛容さ」ですね。今は結構、自分が「こう!」と思ったらそこに固執してしまう節があるので。割り切れない場面でもどんと構える、いつでも平常心でいられる、リーダーにはそんな資質が必要かなと思います。
コロナきっかけでやりたいことを仕事に
前職は人事・組織のコンサルタント会社。顧客は中小から大手企業まで、人事課題の解決を仕事にしていた阿部さん。転職のきっかけは2020年のコロナ。
「明日人生が終わるかも、と思ったら、もっとやりたいことをやろうと思いました」
同年9月には転職を決意。在宅時間が増え、もともと興味のあったインテリアや住宅への関心が高まっていたこともあり、知人の藤孝建設の佐藤創史社長に相談した。そこから誘いを受け、職場見学などの機会を得た。
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