
ホワイトボードからスプレッドシートへ
アクティブエナジーのリフォーム事業を担うイーライフは、2店舗で年間に800件を受注している。一気通貫のリフォーム業では、商談から引き渡しまでの間にさまざまなタスクを管理、進行しなければならない。ひとつひとつのタスクを新人営業でも見落とさないよう、5年前にデジタル管理に踏み切った。
アクティブエナジー(奈良県奈良市)
不動産や新築、電気・住宅設備工事、太陽光・農業など幅広く事業を手掛ける。リフォーム事業はイーライフの屋号で展開する。年間売上高は16億7000万円、従業員数は80名。
リフォーム事業部 部長/リフォームアドバイザー
小椋英明さん
以前は、タスクをホワイトボードに書くといった物理的な管理で、見落としや共有情報が少ないなどの課題を抱えていた。進捗を追えないことで、顧客への連絡を怠ったり、小さな依頼を忘れてしまったりして、不信感を持たれる原因をつくりやすい環境だった。
「昔はホワイトボードすらなかったので、すべて個人で抱えているブラックボックス状態でした。上司が把握していない案件でクレームになることもあるので、怖いですよね」と小椋英明さんは話す。
オープンな状態にするため、小椋さんはスプレッドシートを用いた一元管理の仕組みを構築した。
あらゆる業務状況をシート別で管理するうえで、気を付けたのは複雑化しないことだ。シンプルでなければ継続できず、継続できなければいくら仕組みをつくっても活用できないためだ。
エクセルやホワイトボードでのバラバラの管理から、スプレットシート管理に一元化。更新も確認も容易になった
営業なら、入力するシートは営業進捗と工事進捗の2つだけとした。金額や職人の手配状況、商品の発注状況などをシート上に記録すればよい。
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