「古家再生士」という資格を取得して、空き家活用に乗り出すリフォーム会社・工務店が増えている。資格認定を行っているのは古家再生の支援を行う団体、全国古家再生推進協議会(大阪府東大阪市)だ。
協議会を通してリノベーションした実際の古家
同協議会では、リフォーム業者向けに古家再生ノウハウを伝授。講座を開講し、古家の選定方法、投資目線でどこをどうリフォームしたら良いかの指導や、実際の古家見学も行っている。現在、認定を受けた会社は18社。再生士は23人。講座費用は1人あたり250万円、年会費は36万円。受講は自分のペースで進められ、認定までは3~6カ月が目安だ。
建築関係者だけでは空き家問題を解決できない。そこで、この団体は空き家を買って戸建て賃貸として運用したい不動産投資家の育成も行っている。オンライン講座を開講し、不動産投資の知識や古家を収益化する方法を伝授。受講し、テストに合格した人は「古家再生投資プランナー」に認定。現在、この講座の登録者数は7000人を超えている。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
2025/06/20掲載
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1652号(2025/06/09発行)4面