日本住宅オプション協会(東京都豊島区)は、足場を組まずに木造戸建て住宅2階の窓にシャッターを設置できる作業台「足場いらず」をリリースした。7月より受注を開始する。
同商品は、室内側から作業台を窓枠に跨がらせて設置する仕組み。跨がらせたらアジャスターボルトで調整し、壁面をしっかりと挟み込んで固定する。作業は2人で行い、慣れれば10~15分ほどで組み立てて設置できる。最大使用荷重は120kg。大学との共同研究により開発された。
室内側から作業台を窓枠に跨がらせて設置する仕組み
これにより足場組立の際に必要となっていた工程やコストの削減を実現。また、足場が組めないような場所でも作業が可能となった。髙井大輔理事は「台風対策や防犯のために2階にもシャッターを取り付けたいというニーズが増えています。しかしその一方で、足場の組み立てにかかる費用やスペースが理由で諦めてしまうケースもあります。『足場いらず』でそのハードルを下げることができたら」と語る。
足場を組まずに2階の窓にシャッターを設置できる作業台「足場いらず」
同協会は新築戸建て住宅のオプション工事を行う企業が加盟する団体。「シャッター取り付けを受注できることで会員様の収益につながってほしいという思いから開発に至りました」と髙井理事。
販売価格は20万円前後の予定だ。リフォーム産業フェアの会場にて実物をお披露目する。
髙井大輔理事
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