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11月から、改修部位別に省エネ性能を示す「省エネ部位ラベル」を運用開始

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11月から、改修部位別に省エネ性能を示す「省エネ部位ラベル」を運用開始

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国土交通省は、既存住宅の改修部位ごとのラベル表示「省エネ部位ラベル」を新たに設定し、今年11月から運用を開始すると発表した。

改修部位ごとのラベル表示開始

窓、給湯器軸に今年11月から

国土交通省 実際に使用される「省エネ部位ラベル」。項目別に分かれており、どの設備が使用、改修後に設置されたが一目でわかる仕組み実際に使用される「省エネ部位ラベル」。項目別に分かれており、どの設備が使用、改修後に設置されたが一目でわかる仕組み

これは、既存住宅の改修工事で省エネに寄与する設備、建具等を採用した場合に、ラベル表示して賃貸、販売時の広告等に表示することができるというもの。法律上は努力義務なので、現在は貸主や販売主といった事業者はラベル表示しなくても罰則はない。

項目は主たるものと、副次的なものと大きく2つにわかれる。窓と給湯器は主たる項目として、外壁、玄関ドア、節湯水栓、高断熱浴槽、空調設備、太陽光発電、太陽熱利用は副次的項目と設定した。なお省エネ部位ラベルは、主たる項目である窓、給湯器のいずれか一つ以上について、表示要件を満たした場合に表示できる。また、対象部位の設備が正常に動作しないといった明確な不具合が認められる場合は、表示できない。

例えば、アルミ樹脂製サッシ二層複層Low-Eガラスとハイブリッド給湯器を導入した場合、一番上にチェックマークと緑色でラベル表示。その下には、副次的項目の導入部位についてチェックがついており、各部位の設置、改修時期も併記される。一部しか導入されていない場合、主たる項目はグレーで、それ以外はチェックがつかない。

国土交通省住宅局参事官、建築企画担当付建築環境推進官の佐々木雅也氏は、住宅リフォーム推進協議会(東京都千代田区)主催のセミナーで本ラベルについて言及した。「住宅に大きな影響を与える部位である窓、給湯器は、主たる項目としてラベル上に掲載し、それ以外の項目も省エネに影響を与えるものとして、それぞれ掲載します。消費者の方がラベルを見て、少しでもいい物件だなと参考にしてほしいと考えています」(佐々木氏)

今回の決定は、8月30日に改定した「建築物省エネ法に基づく 建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度ガイドライン」に基づくもの。

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