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子育てエコホーム支援事業の遅延、国交省「おおむね解消」一部継続も

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子育てエコホーム支援事業の遅延、国交省「おおむね解消」 一部継続も

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省エネ住宅の新築やリフォームへの補助金制度「子育てエコホーム支援事業」(国土交通省主幹・予算2500億円)の申請に不具合が生じていた問題が、11月に入りおおむね解消する見込みとなった。

事務局の公式ホームページ上では、11月5日時点でも引き続き審査遅延についてのアナウンスがなされたままとなっているが、国土交通省住宅局担当者は同日、次のように本紙の取材に応えた。

「まだ完全ではございませんが、おおむね遅延の解消の目途は立ちました。ただ、正直、ゼロかといえばそうではないので、継続して載せています。個別でやり取りさせていただいている、一部の申請にはお時間をいただいています。事業者、消費者の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

事務局はホームぺージで10月4日、システムの不具合やその解消に時間を要したことを理由に、申請をしても審査がなかなか完了しないという事態が起きていることを発表していた。当時は、事業者が申請してから承認されるまで3〜4カ月以上を要していたが、同省住宅局の担当者によれば現在は不備がない限りおおむね1カ月半〜2カ月程度となっている。

子育てエコホーム 審査遅延

事務局ホームページのスクリーンショット。10月5日より審査遅延が生じていることがアナウンスされている

タカハシリフォーム(東京都江戸川区)においては、4月に工事完了した案件も事務局の都合で7月まで申請できず、9月に入って審査完了の連絡はなかった。10月になってようやく審査完了が終わったと、髙橋哲也社長は安堵しているところだ。ただし、同社の決算月は9月だったため、髙橋社長は「決算に影響が出てしまうため(自社負担で)お客様に先に補助金額をお支払いしました」と打ち明ける。

なお、同事業は環境省や経済産業省と連携して実施されている補助金事業「住宅省エネ2024キャンペーン」の一環で、環境省による「先進的窓リノベ2024事業」など他の事業と同様に交付申請の予約は11月30日をもって受付を終了する。予約なしの申請は、予算消化率が100%に達しない限りは、12月31日まで提出することが可能。11月6日時点での予算に対する補助金申請額の割合は新築が68%、リフォームが65%となっている。

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