国土交通省は8月27日、平成28年度予算の概算要求を公表した。リフォームに関しては、長期優良住宅化リフォームに関するものと空き家対策に関するものの2つの予算が特徴的だった。
長期優良リフォームは予算が61億2,000万円となった。同事業は、リフォームにより住宅の性能向上を図ることで「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」社会を目指すものだ。
19億円だった27年度予算と40億円規模の26年度補正予算を合わせると、28年度はほぼ同等の予算といえる。同事業については7月31日、未利用の事業者を対象とした「通年申請タイプ」の公募を開始した。
空き家対策については、新事業として20億円の予算が配分されている。これは空き家住宅の活用・除去への支援、今年2月に施行された「空家対策の推進に関する特別措置法」の取り組みを推進するほか、空き家対策の先駆的モデル事業への支援を行う。
両事業ともに国の予算の重点化を進める「新しい日本のための優先課題推進枠」に設定されていることから、重要課題として予算配分された。

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