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1日残業時間4時間減
出勤と退勤管理をスマホアプリで可視化することで、残業時間の短縮に成功した企業がある。大阪府と京都府4拠点で家電の販売やリフォームを行うツボイ電器(大阪府枚方市)は、社内改革に乗り出し、スタッフ1人あたり1日4時間の勤務時間短縮に成功した。
スマホ上で出退勤を申告(左)、何時間働いているかを本人が確認(右)
労働時間を正確に把握
同社が導入したツールは、オクト(東京都品川区)の施工管理アプリ「ANDPAD」に新しく導入された勤退管理機能「タイムカード」だ。
これは各スタッフが自身の持つスマートフォンを操作するだけで、出勤時間と退勤時間を記録、管理者と共有できるとい
うものだ。
操作時にはGPS機能も使われており、訪問した場所も記録として残すことができる。そのため、自宅から工事現場や訪問する顧客の家に直行する場合、着いた先で出勤とみなすことができ
るのだ。
「朝早く仕事に出るのに、一度会社に来てアナログのタイムカードを押すのは時間の無駄です。さらには、押し忘れや申告ミスが発生し、結果的に勤務時間の正確な把握を阻害することになるんです」(坪井良和社長)
スタッフが業務効率を意識
アプリを導入する前、同社が抱えていた課題は2つあった。1つは、勤務時間のあいまいさだ。アナログのタイムカードを用いているときは月末に集計するまで、坪井社長もスタッフも、自身がどれくらいの時間働いているかが分からなかった。
だが、アプリ導入後は坪井社長もスタッフも勤務時間の進捗が分かるようになった。そのため、会社側もスタッフ自身も規定の残業をオーバーしないように意識するようになったという。

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